
ジャズ→クロスオーバー→フュ−ジョン→AOR(Adult Oriented Rock)
ロックシーンが様々な形に変貌を遂げていった1970年代後半、ジャズとミートしながら最もオーソドックスに子供から大人へミュージシャンとリスナーがごくフツーに成長過程を辿るとAORに到達します・・・みたいなw
CDが一斉を風靡する直前のこの時代、、アナログオーディオ機器も成熟期を迎え、自作オーディオ派の仲間入りをしようと、スピーカーくらいは自分で板切って、秋葉原でスピーカー買って、やれコンデンサーはどうのとか収音材は高級グラスウールがいいだのケーブルは細芯が50本束なったモノが繊細な高音を再生するだの・・・レコード盤に刻みこまれた精緻な曲線に限りないロマンを求め、余すことなく再現することに情熱を注いでましたねぇ。この頃は。
で、スティーリーダンである。
1972年デビュー・アルバムは「Do It Again」ラテンロックな感じが当初は新鮮で、どのFM局からも流れてくるほどヘビーローテされていた。
特に音楽的スタイルが確立してきた1976年のアルバム『幻想の摩天楼』ではラリー・カールトン、チャック・レイニーなどの有名スタジオ・ミュージシャンたちを起用。
徐々にスティーリーダンというバンドがウォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲンという2人のコンセプトユニットによるスタジオ活動中心になり、そして・・・歴史的名作が生まれる。
1977年のアルバム
AJA『彩(エイジャ)』
邦題に上手く当て字を使ったのも秀逸だったが、当時世界的トップモデル
山口小夜子を起用したミステリアスなジャケットも素晴らしかった。
AJA『彩(エイジャ)』
※山口小夜子(やまぐち・さよこ)
2007/8/14急性肺炎のため死去した。
1972年にパリコレクションでデビュー、おかっぱ頭に切れ長の瞳の東洋的な美しさで注目され、77年には米ニューズウィーク誌で「世界6人のトップモデル」の一人に選ばれたこともある。
Steely Dan - The recording of Josie.
グラミー賞を総なめにした上、殿堂入りを果たした完璧な名盤。
参加ミュージシャンをざっと上げれば
ラリーカールトン、スティーブガッド、ジョーサンプル、チャックレイニー、ウェインショーター、ジェイグレイドン、ビクターフェルドマン、バーナードパーディ、マイケルオマーティアン・・・当代きっての名うてスタジオミュージシャンが集まり、溢れんばかりのイマジネーションをぶつけ合い火花を散らしながらも完璧にまとまりきったアルバム。レコード盤のカッティング技術も頂点を極め、このアルバムの魅力を余すとこなく引き出している。この成功はスティーリーダン3人目のメンバーといわれたプロデューサーゲイリーカッツの手腕による所が大きい。
さらにAJA一枚では収まりきれず、溢れた分を3年掛けて醸成させ、出来上がったアルバムが究極のGaucho。
芳醇にして濃厚、緻密で贅沢な極上のAORサウンド。超一流スタジオミュージシャンの知性と感性が核融合した2枚の作品は、聴くしかありません!!
AJA『彩(エイジャ)』
Gaucho『ガウチョ』
さらにGauchoでも溢れた分をドナルドフェイゲンがソロ作『
ナイトフライ
』にてリリース。このアルバムを含めてスティーリーダンの最高傑作3部作と呼びたい。
しかし彼らもここまで辿り着いて頂点を極めたと悟ったのか(ドナルドフェイゲンのソロ作『KAMAKIRIAD』を鋏んで)この後12年間沈黙する。
その後、2000年に「
Two Against Nature
」を発表するが・・・前作2枚とは比べず、肩肘張らずにお聴きください。
今夜も
AJA『彩(エイジャ)』
と
Gaucho『ガウチョ』
のカップリングCD聴きながらお酒でも飲みましょうか。
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スティーリーダン関連リンク
大変詳しいSHINOさんの
「Japanese Steely Dan Fan Page」
オフィシャルサイト
「official steely dan home page」
オフィシャルサイトにそっくりな
ファンページ。特に参加ミュージシャンのデータが充実。
ついでに「
核融合」について面白いトピがありました。余談ですが・・・