
9月28日から12月18日まで山下埠頭の巨大な倉庫を会場として開催される「横浜トリエンナーレ2005」
「トリエンナーレ」とはイタリア語で「3年に1度の祭典」を意味し、3年おきに継続して開催される大規模な現代美術の国際展のこと。
第一回の横浜トリエンナーレは2001年9月 2日(日)から11月11日(日)までみなとみらい21地区を中心に開催された。
当時思い出されるのは、
インターコンチネンタルホテルに
巨大なバッタがぶら下がり、周囲をアッと驚かせた。数日後このバッタが風に飛ばされてしまったことでさらにア、アッと全国的に有名になってしまったことも記憶に新しい。
先日
「横浜ラジオマガジン ポートサイド・ステーション」にてトリエンナーレ総合プロデューサー、現代美術で日本を代表する川俣氏の話を聞いた。
トリエンナーレとは本来3年に1回の祭典のはず。ところが今年は第一回から既に4年が経過。なぜかといえば第一回の時点で次回のビジョン、今後の継続性が明確に出ておらず、事実上組織が解散してしまったから。そしてその後を引き継いだのが川俣氏ということらしい。
行政が関わると、とりあえず金突っ込んで一時的な経済効果を期待する。
それじゃあダメ!ノウハウは増えて行くのに蓄積して行くシステムが無い。行政のやり方は1回で終わり。技術人脈経験の積み重ねをしっかり継続する仕組みの構築から始めなければ、税金や労力の無駄使いなだけ。
それに祭りは歴史の積み重ねが無ければできないこと。
世界中で行われているトリエンナーレで横浜は最大の都市。
創造文化都市にふさわしい取り組みとして市民ボランティアが中心となり行政がしっかりサポートしていくスタイルが理想的。
3年に1回の催を行うなら常に次の開催を考えながら、間にトリエンナーレスクールなどを設け、ビジネスプランとして成り立つような仕組みつくりも行っていきたい。
などなど・・・
さて、もう少々受け売りも含めて内容を記すと・・・
山下ふ頭の巨大な倉庫をメイン会場に、国内外より約80名のアーティストの参加を得て実施される。
全体テーマは「アートサーカス(日常からの跳躍)」。鑑賞者が単に展覧会を見るという従来的スタイルを脱し、見る側と見せる側の垣根を越え、アートの制作現場に立会い、作品を体験するダイアローグ的な展示を試みる。
特に「場にかかわる」ということを重視し、アーティストのホームステイ、参加型の作品制作、公開制作、コミュニティーとの関わり中から変化していく作品(ワーク・イン・プログレス)などの手法を積極的に導入し、アートとの新鮮な出会いの場の形成に努める。
会期中は、映画上映、演劇等のコミュニティー・ワークショップや、シンポジウム、ギャラリー・トークなどの交流イベントも実施予定。
さらに川俣氏がトリエンナーレ開催のテーマとして一番言いたいことは
「山下公園の埠頭という大変立地のよい条件なので、朝から晩までボーッとしててもいい。アーティストが作品を作りながら同じ場に参加する人達が製作に加わる。会期終了までこの状況が続き、終わった時にあれは何だったんだろうか、といった感想の余韻までみんなで一緒に共有したい。これらすべてをトリエンナーレのイベントに参加する人達に感じてほしい」とのこと。
9月28日よりはじまった
「横浜トリエンナーレ2005」とトリエンナーレ実行委員会から生まれた市民ボランティアの「はまことり」にこれからも注目しましょう。
「芸術」なんて大袈裟に考えず、とりあえず「日常からの飛躍」をしに行ってみるのもいい。頭の中に隙間、憩いの場を作ることは、必要なことですから。
日本一を決める
人気ブログランキング参戦中!
横浜トリエンナーレ2005実施概要
本記事は、2005年7月24日に作成し、10月1日に加筆修正しました。